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スター・トレック (2009)
略語 兼 シリーズ解説
TOS…"Star Trek" (The Original Series) 「宇宙大作戦」(1966〜69年)。エンタープライズの航海を描いた、全ての基本となった初代シリーズ。カーク船長、ヴァルカン人のハーフであるスポック、ドクター・マッコイの3人が中心となる。3シーズンで打ち切られるものの、多くのファンを獲得した
TNG…"Star Trek: The Next Generation" 「新スタートレック」(87〜94年)。TOSから約100年後の24世紀が舞台。ピカード艦長以下、新世代のクルーが後継艦のエンタープライズ「D」に乗り組む。初期こそ波に乗りきれなかったが、多種多様なストーリーやキャラクターを描いて大ヒットとなった
DS9…"Star Trek: Deep Space Nine" 「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」(93〜99年)。TNGのスピンオフ作品として、途中から並行してスタート。シリーズで唯一、宇宙ステーションであるDS9が舞台。数多くの設定は敷居が高いが、重厚な大河ドラマ的展開は異色にして絶品
VOY…"Star Trek: Voyager" 「スタートレック/ヴォイジャー」(95〜2001年)。やはり24世紀が舞台で、遥か遠くに飛ばされた宇宙艦ヴォイジャーの帰郷を描く。原点回帰的なわかりやすさ、時代に即したCGの採用で親しみやすい。視聴率には苦しみながらも、TNG・DS9同様7シーズンで完結した
ENT…"Star Trek: Enterprise" 「スタートレック/エンタープライズ」(01〜05年)。初めて時代をさかのぼり、TOS以前の22世紀となった前史作品。NX-01による地球人初の深宇宙任務が描かれた。進歩したCG技術がふんだんに用いられたが、人気は回復できず残念ながら4シーズンで打ち切られた
TMP…"Star Trek: The Motion Picture" 「スター・トレック」(79)。映画第一作。地球に機械生命体ヴィジャーの脅威が迫る。見事に生まれ変わったエンタープライズの姿にファンは感激した
ST2…"The Wrath of Khan" 「カーンの逆襲」(82)。TOSの一エピソードの続編として描かれ、名悪役カーンが俳優もそのままに再登場。「映画の偶数作は名作」というジンクスの元祖になった
ST3…"The Search for Spock" 「ミスター・スポックを探せ!」(84)。スポック役レナード・ニモイの監督作品。前作の最後と直結する形になっており、次のST4まで合わせて三部作となる
ST4…"The Voyage Home" 「故郷への長い道」(86)。再びニモイが演出した娯楽作。カークたち一行はタイムトラベルを決行し、現代へやってくる。メインで使うのはエンタープライズではない
ST5…"The Final Frontier" 「新たなる未知へ」(89)。今度はカーク役ウィリアム・シャトナーが監督、スポックの異母兄が敵となる。評判・興行ともに全く冴えず、ラジー賞を総ナメしている
ST6…"The Undiscovered Country" 「未知の世界」(91)。実質的なTOS完結作。長年の宿敵だったクリンゴン帝国との関係が描かれ、すでに放送中だったTNGとの橋渡しともなった力作
STG…"Star Trek: Generations" 「ジェネレーションズ」(94)。7作目にして、完結後のTNG初の劇場用作品。冒頭でカークたちTOS世代のパートもあり、二大艦長が共演を果たした
FC…"Star Trek: First Contact" 「ファースト・コンタクト」(96)。TNG最大の敵、ボーグとの戦いが描かれた待望の第8作。新しいエンタープライズEが登場し、歴史的な出来事とも関係している
叛乱…"Star Trek: Insurrection" 「スター・トレック 叛乱」(98)。9作目も前作に引き続き、ライカー副長役のジョナサン・フレイクスによる監督。平和な惑星を巻き込んだ陰謀が暴かれる
STN…"Star Trek Nemesis" 「ネメシス/S.T.X」(02)。現時点ではTNG最後の作品となっている第10作。ピカードに相対する最大の敵とは? 見どころは多いが、興行的には大きく失敗した
ST11…"Star Trek" 「スター・トレック」(09)。カークたちの若い頃が描かれ、全キャストが一新された第11作。J・J・エイブラムス監督。歴代一位の興行収入を獲得、続編も進行している