ST11に続いて、同時発売されたTOS第2シーズンのブルーレイBOXです。
宇宙大作戦 コンプリート・シーズン2 ブルーレイBOX30,870円 (税込)
7枚組
品番 PPWB 117797
本編合計 1,315分
2層
4:3 (1080p)
音声 オリジナル (英語) 7.1ch DTS-HD Master Audio、ドルビーデジタル 2.0ch モノラル
日本語吹き替え ドルビーデジタル 2.0ch モノラル
パッケージにはST11と連動させたシールもついています。
第1シーズンの時は気づきませんでしたが、ジャケットの裏には収録エピソードの一覧が掲載されていました (英語のみ)。もちろんパンフレットには日本語できちんと載っています。
基本的な仕様は5月に発売された
第1シーズンと同じですので、そちらの記事も参照して下さい。
その当時はハイビジョンTVを導入していなかったのですが、今回改めてHDで観て、素直にTOSの歴代最高画質を感じることができます。SD画質であるNHK BS2版との歴然たる差もわかりました。
40年以上前の映像がHDで楽しめるのはもちろん、新たに作ったCGの部分はハッとするほど綺麗ですね。いつでもアングルボタン一発で従来の特撮映像も観られます。
もちろん、吹き替え音声や明滅映像の修正もありません。
映像特典はDVDと同一ですが、Disc 4 に「『宇宙大作戦』 ブルーレイ版」という新しい企画が入っています (10:04)。
マーク・ジクリー (TNG脚本家、インタビュワー)
ニール・レイ (視覚効果責任者)
マイケル&デニス・オクダ、デビッド・ロッシ (視覚効果プロデューサー)
デビッド・ジェロルド (「新種クアドトリティケール」脚本)
やはり「宇宙の巨大怪獣」のCG化が一番大変だったそうです。ST11にもわずかに触れています。
「バルカン星人の秘密」「新種クアドトリティケール」のみ、Starfleet Access というBDならではの音声解説ならぬ映像解説があります。ただ今回も技術的に字幕を入れるのが無理だったらしく、パンフの裏にツラツラと訳が書かれています。
BD LIVE機能もあり、未収録のインタビュー映像などをネット経由でダウンロード視聴できます (英語のみ)。
DVD同様トリブルつながりで、Disc 4 にはDS9「伝説の時空へ」とTAS「謎の新兵器パラライズ光線」が収録。
パッケージには両方「HD」とありますが、既報の通りDS9は単なるアップコンバート版であり、画質は特に上がっていません。むしろギザギザが目立つ仕上がりになっており、PS3のアップコンバート機能でDVDを観た方がよっぽど綺麗です。
対してTASは見事な映像で「ピンキー」が文字通り鮮やかなピンクで、元のフィルムからHD化が行われているようです。まあ
DVDで十分だとは思いますが…。
また隠し要素 (イースターエッグ) がたくさんあり、いずれも短いインタビューを観られます。
ただし全て日本語字幕はありません。まさか日本版製作スタッフも知らなかったとか…? 英語字幕もないので、聞き取りできないとBD LIVE同様お手上げ状態です。
イースターエッグを観る方法には2種類あり、メニュー画面で「COMMUNICATIONS」の右の空いている個所 (赤ボタン) を選択するものが一つ。これは Disc 2、3、5、6、7 にあります。
もう一つ、メニューで特定の数字を入力すると突然再生されるものがあります。各7枚のディスクそれぞれにあり、全て4桁です (PS3で標準コントローラ入力の場合、△ボタンで入力できます)。
以下がそのヒントです。
・Disc 1
TOSの放送開始年
・Disc 2
カークがファイブイヤー・ミッションを始めた年
・Disc 3
スポックの生年 ※従来のクロノロジーの設定ではなく、TASで触れられたもの
・Disc 4
「新種クアドトリティケール」の本国放送日 (月・日)
・Disc 5
エンタープライズの登録番号
・Disc 6
シェイクスピアの没年
・Disc 7
「宇宙からの使者Mr.セブン」でエンタープライズが戻った年 ※もちろん原語の
初回特典として、今回は「オリジナル・クルー ネームカード」なる名刺サイズの紙が入っています。
レギュラークルー全7名分があり、好きなのを飾ることもできます。
ただし重箱の隅をつつくようですが、これだけの内容にも関わらずミスがいくつか見受けられます。
・本来中佐であるスポックの階級を少佐、少佐のスコットを大尉と表記 (もっともスポックは、初期のセリフでは少佐と呼ばれていましたが)
・左上の記章、マッコイのマークがチャペルがつけている赤十字になっている。本来はスポックと同一の科学部門
・みな「階級+役職」表記なのに、なぜかチェコフは階級しかなくナビゲーターと書いていない
・チェコフのミドルネームのイニシャルには省略を示すピリオドがあるのに、カークやマッコイにはない